雪の暖かさ 風の冷たさ 続き

温暖化という言葉のない子供の頃

雪はいっぱい降りました

 

11月の下旬から初雪が降り

それが根雪(降った雪が一度も解けず春まで残っている雪)になり

3月下旬に溶け出す

このパターンが当たり前でした

 

雪と風が混じり「風雪」となって地面と空の間を舞う

地面を這う風雪は人間にまとわり着く

真っ白になる

着ているものに風に混じった雪がへばりつく

風は立ち去る

雪は残る

 

進む道は風と雪で真っ白で何も見えない

ここでも風が立ち去れば「吹き溜まり」という

雪の形が残る

 

これが風が立ち去った後の「雪の暖かさ」に

繋がる

 

風は冷たく立ち去る