春 3月の行事

この冬は雪が多いね 少ないね

の会話は対面した時の「こんにちわ」に匹敵する

雪国のことば

 

温暖化のためか昭和の時代ほどに

雪は降らない

 

昭和にして58年から61年

1983年から1986年の3冬

この3回の冬の雪は平成には無い冬

平成の約30年間には無い冬

 

昭和58年の12月の31日の大晦日

除夜の鐘を聞いて布団に入り二日酔加減で目が覚める

外の空気がざわついている

玄関の戸を何気なしに開けると「あら~!」

 

近所中の人が道路に そして屋根に

雪が玄関ドアの高さの半分以上覆いかぶさっている

「なに~これ~」

家の周り中 上も下も右も左も360℃

雪 雪 雪 真っ白

前日まで1cmの降雪が12時間で150cm

こんなのあり~!

 

新潟の雪は重い

1mかける1mかける1mは1立方

1立方の雪の重みは水分の含まれる程度によるが

約1トン近い

新潟の雪はそれに匹敵する

12月から1中旬の雪は水分が多く含まれている

それ以降の2月3月の雪は乾燥雪で軽い

 

屋根に1mの雪が積雪すると屋根の面積に比例して

家に重みがかかる

なん十トンという重みがかかる

車でいうと2000ccの乗用車がなん十台も

屋根の上に乗っかっている計算になる

あまり想像しない方がいい

考えただけでもぞ~とする

 

その雪が積もった家に住まいしていると

どんな感じかというと

まず隣の部屋に行けない

トイレに行けない

お風呂に行けない

 

なぜならすべての家のドアが開かないのです

雪の重みで上から荷重がかかつてドアを押し付けるのです

隣の部屋に行けないので密室状態になります

住んでみないと分かりませんがこの状態すごいんです

 

続く